スタッフブログ
みなさん、こんにちは。
本日のブログは、
フラワーホームの『 断熱材 』についてです。
最近、断熱材についてのお問い合わせが多いため、再喝させていただきます。
断熱材の性能についてご説明いたします。
まずは、断熱材のうんちくを…
断熱材の種類に関しては、断熱材を構造体の外側から張る「外張り断熱」と
断熱材を構造体である外壁の隙間を利用して充填する「充填断熱」があります。
「充填断熱」においては、グラスウール断熱材や吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材が
主流となっているようです。
建築業界では以前から、どちらの断熱性能が高いか、といった議論があるようですが、
断熱性能は断熱材そのものの熱伝導率(熱の伝えにくさを示す数値/数値が小さいほど良い)
だけでなく、断熱材の厚さとの相関関係によって決まるため、断熱材の種類だけでなく
その厚さも重要になってきます。
そしてここからが本題です。
フラワーホームでは、2×4住宅の場合、
高性能グラスウール16K(熱伝導率0.038w/mk)を採用して、
壁には90mm、天井には200mmを充填しています。
こちらが、高性能グラスウールです。
注文建築で、高性能グラスウールとともによく使われる
建築用吹付け硬質ウレタンフォーム(0.034w/mk)に比べて、
費用相対効果が高い(要は安い)ためです。
また、グラスウールは火災に強いだけでなく
天井の上に充填する「天井断熱」であるため、
屋根の裏に直に吹付ける「屋根断熱」に比べ
屋根裏の空気層に、より一層の断熱効果が期待できます。
さらに、通気においても軒裏換気だけでなく
棟換気が取りやすいことも理由にあげられます。
ちなみに、断熱性能に関していえば、両者の比較で次のような違いがあります。
壁断熱の熱抵抗値(㎡k/w)…数値が大きいほど断熱性能が高い
・吹付け硬質ウレタンフォーム70mm … 2.0
・高性能グラスウール16k/90mm ……… 2.4
・吹付け硬質ウレタンフォーム90mm … 2.6
天井・屋根断熱の熱抵抗値(㎡k/w)…数値が大きいほど断熱性能が高い
・吹付け硬質ウレタンフォーム100mm … 2.9
・高性能グラスウール16k/200mm ……… 5.3
・吹付け硬質ウレタンフォーム160mm … 4.6